グラフィックテンプレートを知らずに、毎回テロップを一から作っていた話
動画編集を始めた頃、
テロップを1つ作るたびに、フォントを選んで、色を決めて、サイズを調整して…という作業を毎回イチからやっていました。
ある日、Premiere Proに「グラフィックテンプレートとして保存」する機能があることを知りました。
一度作ったテロップのデザインをテンプレート化しておけば、次からはコピーして文字を打ち替えるだけで済む——それを知らずに、何十本ものテロップを律儀に一から作り続けていたんです。
知ったときは「え、今までの時間何だったんだ…」と正直ちょっとへこみました。
こういう経験、ありませんか?
この記事では、
Premiere Proでテロップを素早く一括で入れる方法を3つ紹介します。
どれも初心者でも今日から使えるものです。
Premiere Proテロップ一括入れ方【時短テク3選】
①マスタースタイルを使う
テロップを1つ作ったら、そのまま「マスタースタイル」として登録します。
やり方はシンプルです。
・テキストクリップを選択する
・「エッセンシャルグラフィックス」パネルを開く
・「スタイルを作成」からスタイルに名前をつけて保存
これだけです。案件によってテロップのフォントや色を指定されることも多いですが、指定された時点で一度スタイル化してしまえば、そのクライアントの案件では以降ずっと使い回せます。
次からは新しいテキストクリップを作るたびに、
このスタイルを選ぶだけでフォント・サイズ・色が自動で揃います。
毎回フォントを設定していた頃に比べると、
体感で1テロップあたり30秒〜1分は短縮できました。
テロップが50個あれば、それだけで25〜50分の差になります。
②テキストクリップをコピペして使い回す
マスタースタイルを作っていない場合でも、
この方法は使えます。
・最初に1つテロップを完成させる
・それをAlt(Mac:Option)キーを押しながらドラッグしてコピー
・テキストだけ書き換える
デザインはそのままで、文字だけ変えられます。
「テキストをダブルクリック→文字を全選択→打ち直し」
これを繰り返すだけです。
シンプルですが、最初に知らなかった人には効く方法です。
私は最初、毎回テキストツールで新規作成していたので…正直もったいなかったです。
③自動文字起こし機能でテロップを一気に生成する
Premiere Proには「自動文字起こし」機能があります。
これが、かなり大きかったです。
やり方はこうです。
・「テキスト」パネルを開く(ウィンドウ→テキスト)
・「文字起こし」タブを選ぶ
・「文字起こしを開始」ボタンを押す
・言語を「日本語」に設定してOK
数分待つと、音声がテキストに変換されます。
その後「キャプションを作成」を選ぶと、
タイムライン上にテロップが一括で並びます。
精度は100%ではないので、
確認・修正は必要です。
ただ、ゼロから打ち込む手間が大幅に減ります。
私が医療系動画の案件で使ったときは、
テロップ作業の時間がざっくり4割ほど減った感覚でした。
(初めて医療系案件を完了したときの話はこちら。→ 初めての4桁案件を完了|2000円の医療系動画編集で得た経験と課題)
3つを組み合わせるのが正直いちばん速いです
実際の私の作業フロー
今の私のテロップ作業の流れはこんな感じです。
①自動文字起こしでテロップを一括生成する
②誤変換を確認・修正する
③マスタースタイルでデザインを一括適用する
④必要なテロップはコピペで増やす
これを続けることで、
テロップ作業だけで見ると、体感で半分近くまで時間が短縮できました。
時間が半分になると、
受けられる案件数が増えます。
案件数が増えると、収益も増えます。
私は2ヶ月目の収益が1,171円でした。
まだ少ないですが、効率化しなければもっと少なかったと思っています。
(2ヶ月目のリアルな収益の話はこちら。→ 動画編集を始めて2ヶ月目の収益は1,171円でした|初心者のリアル)
時短で大切なのは「同じ作業を繰り返さないこと」
テロップ作業で時間がかかる原因のほとんどは、
「同じ設定を毎回やっていること」です。
1回やったことは仕組みにする。
それだけで、体感の作業量はかなり変わります。
最初はめんどうに感じるかもしれません。
でも、スタイルを1つ登録する5分が、
後の何時間かを削ってくれます。
テロップ一括入れでやりがちなミス
時短テクニックを覚えたての頃、自分がやってしまった失敗も書いておきます。
・マスタースタイルを更新し忘れて、古いデザインのまま量産してしまう
・自動文字起こしの誤変換をチェックせず、専門用語がそのまま誤字で残る
・コピペを繰り返しすぎて、どのテロップが最新版か分からなくなる
特に医療系動画は専門用語が多いので、自動文字起こしの後の確認は正直サボれません。ここを丁寧にやるかどうかで、納品後の修正依頼の数が変わってきます。
シーン別・おすすめの使い分け
| シーン | おすすめの方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 同じデザインのテロップを量産したいとき | マスタースタイル | フォント・色・サイズが一括で揃う |
| 1〜2個だけデザインを流用したいとき | コピペで使い回し | 登録の手間がかからない |
| 台本や音声が長く、テロップの元になる文章が多いとき | 自動文字起こし | 打ち込みの手間を大幅にカットできる |
よくある質問
Q. マスタースタイルはあとから変更できますか?
できます。スタイルを更新すれば、そのスタイルを適用済みのテロップにも反映させることができます。ただし「自動で全部更新」ではなく、対象のクリップを選んで再適用する必要がある場合もあるので、大きくデザインを変える案件では最初にしっかり決めておくのがおすすめです。
Q. 自動文字起こしの精度はどのくらいですか?
体感ですが、はっきり話している音声なら8割前後は問題なく変換されます。ただし専門用語や固有名詞は誤変換されやすいので、医療系動画のように専門用語が多い案件では、確認作業を作業工程に必ず組み込んでおいた方がいいです。
Q. コピペで使い回すとき、注意することはありますか?
元のテロップのタイミング(表示・非表示のタイムライン位置)をそのまま引き継いでしまう点です。文字数が変わると読むのにかかる時間も変わるので、コピペ後は表示時間の微調整を忘れないようにしています。ここをサボると、テロップが早すぎて読み切れない、という指摘を受けたことがあります。
まとめ|Premiere Proのテロップ一括入れ方で作業時間を半分に
今回紹介した時短テクニックをまとめます。
・マスタースタイルを登録する:フォント・色・サイズを一括適用できる
・テキストクリップをコピペして使い回す:デザインを維持したまま文字だけ変えられる
・自動文字起こし機能を使う:テロップをタイムラインに一括生成できる
この3つを組み合わせることで、
私はテロップ作業だけで、以前の半分近くまで時間を削れました。
「テロップが多くて嫌だな…」と感じていた頃より、
今のほうが案件に前向きに取り組めています。
30代・40代で副業を始めた方でも、
やり方さえ覚えれば必ず速くなります。
まずは自動文字起こしとマスタースタイルの2つだけ、
今日の作業で試してみてください。
自分もこの2つを覚えるまでは「テロップは地味に一番つらい作業」だと思っていましたが、今では作業の中でむしろ手が止まりにくい工程になりました。地味な工夫の積み重ねが、結局いちばん効いてきます。
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