医療・ビジネス系の動画編集、BGM選びで悩んでいませんか?
動画編集の副業を始めて最初に困ったのが、BGMの選び方でした。
「なんとなく爽やかな感じかな」とは思いつつ、いざ探してみると候補が多すぎて決められない。最初のころは1本の動画のBGMを決めるだけで、平気で1時間以上溶かしていました。編集そのものより時間がかかっていたくらいです。
しかも医療系やビジネス系の動画って、BGMをミスると「なんか違う」と一発でわかるくらい雰囲気が大事だと気づきました。何を基準に選んでいいかわからないまま作業していたのが、時間がかかっていた一番の原因だったと思います。
この記事では、副業初心者の自分が実際に使っているBGM素材サイト「DOVA-SYNDROME」での探し方と、医療・ビジネス系動画に合うBGMの選び方を紹介します。
医療・ビジネス系動画のBGMに求められる雰囲気
まず前提として、医療系・ビジネス系の動画に合うBGMには共通する特徴があります。自分が案件をこなしながら気づいたのは、大きく2つの方向性です。
① 爽やか・清潔感
医療系の動画でよく求められるのが、この「清潔感」です。具体的には以下のような曲の特徴が当てはまります。
- テンポがやや速め(BPM 100〜120くらい)
- ピアノやアコースティックギターが主体
- 音の重なりが少なく、すっきりしている
- マイナーコードをほぼ使わない明るめの曲調
リハビリや健康系の動画、クリニックの紹介動画などに使いやすい雰囲気です。「聴いていて不安にならない曲」と覚えておくと選びやすくなります。
② 落ち着き・安心感
もう一つよく使うのが、落ち着いた安心感のある曲です。こちらは以下の特徴が目安になります。
- テンポはゆったりめ(BPM 70〜90くらい)
- ストリングスやピアノが中心
- 音量の変化が少なく、フラットな印象
- 主張が強くなく、ナレーションの邪魔をしない
インタビュー形式の医療動画や、手術・治療の説明動画など、視聴者が落ち着いて話を聞く必要がある場面に向いています。
DOVA-SYNDROMEでBGMを探すコツ
自分がメインで使っているのはDOVA-SYNDROMEです。無料で商用利用できて、楽曲数も多い。副業初心者には最初に覚えてほしいサイトです。
ただ、楽曲数が多すぎて「探し方がわからない」という声もよく聞きます。自分なりに使いやすいと感じた探し方をまとめました。
ジャンルタグで絞る
DOVA-SYNDROMEのトップページ上部に「ジャンル」のタブがあります。そこをクリックすると曲のジャンル一覧が表示されるので、そこから絞り込むのが最初の操作です。医療・ビジネス系に使いやすいのは以下のタグです。
- 「癒し」
- 「爽やか」
- 「ポップ」(明るめの清潔感が欲しいとき)
- 「感動」(落ち着いた安心感が欲しいとき)
「医療」というタグはそもそも存在しません。なので「自分が作る動画の雰囲気に近いタグ」を選ぶのがDOVA-SYNDROMEの正しい使い方です。最初は「癒し」と「爽やか」の2つだけに絞って探してみることをおすすめします。選択肢が多すぎると逆に決められなくなるので、まず範囲を狭めることが大事です。
「新着」より「人気」で探す
最初は新着曲から探したくなりますが、人気順のほうが効率的です。再生数が多い曲は「実際に多くの動画で使われている曲」なので、外れが少ない。副業初心者のうちは人気曲を基準にして、感覚を養うほうが早いです。
30秒プレビューで「ナレーションを被せた状態」をイメージする
これが一番大事な習慣です。BGMは単体で聴いたときと、ナレーションや説明テキストと重なったときで印象がかなり変わります。
プレビューを聴きながら「この上にしゃべり声が乗ったとき邪魔にならないか?」を意識するだけで、選択ミスがぐっと減りました。
意外と使える:家族の反応をフィードバックにする
BGM選びで意外と参考になるのが、家族の反応です。
自分の場合、妻や娘に「これどう思う?」と聞くことがあります。特に娘は今10代で、TikTokやYouTube、インスタなどのSNSに日常的に触れているので、BGMの感覚がかなり鍛えられています。「この曲、なんか古くない?」「テンポ遅すぎてダルい」など、バッサリ切ってくることも少なくない。
最初は「そんな厳しくしなくても…」と思いましたが、よく考えると動画を実際に見るのはそういう目と耳が肥えた視聴者です。動画編集者の自分より、普段からSNSの動画を大量に見ている人の感覚のほうが、現代の視聴者の基準に近いのかもしれません。
もちろん医療系動画のターゲット層は10代ではないので、そのままは使えません。ただ「BGMが気になって内容に集中できない」という感覚は、年代を問わず共通しています。家族の「なんか違う」という反応は、意外と正直なフィードバックになっています。
やってしまいがちなBGM選びのミス
自分がやってしまったミスも正直に書いておきます。
「好きな曲」を選んでしまう
最初の頃、自分が「かっこいい」と思った曲を使ったら、クライアントから「ちょっと違うかも」と言われたことがあります。医療系の動画に必要なのは「視聴者が安心できるか」であって、自分の好みではありません。BGM選びは「消えるのが正解」という感覚が大事です。
音量を下げれば何でもOKと思ってしまう
BGMの音量を下げれば雰囲気の問題は解消されると思っていましたが、それは違いました。曲調が合っていないと、音量を下げても違和感は残ります。まず曲調を合わせてから、音量を調整する順番が正しいです。
曲の「終わり方」を確認していなかった
これは完全に見落としていたミスです。BGMには曲の終わりに向かってフェードアウトするタイプと、ある地点でぶつ切りになるタイプがあります。動画の尺に合わせてBGMをループさせる前提で編集していると、ぶつ切りタイプの曲はループの継ぎ目が目立って不自然になります。
DOVA-SYNDROMEでは曲の波形をプレビュー画面で確認できます。波形が最後に向かって細くなっていればフェードアウトタイプ、最後まで太いままならぶつ切りタイプと判断できます。ループ前提で使う曲は、波形が最後まで均一なものを選ぶと編集がラクになります。
シーン別のBGM選びの目安
最後に、案件をこなしていくなかで固まってきたシーンごとの傾向を早見表にまとめます。BGMで迷ったときの参考にしてください。
| シーン | 雰囲気 | DOVA-SYNDROMEのタグ目安 |
|---|---|---|
| クリニック・施設紹介 | 爽やか・清潔感 | 爽やか、ポップ |
| リハビリ・治療の説明 | 落ち着き・安心感 | 癒し、感動 |
| スタッフインタビュー | 落ち着き・温かみ | 癒し、アコースティック |
| 企業・サービス紹介 | 爽やか・信頼感 | 爽やか、ポップ |
まとめ
医療・ビジネス系の動画編集でのBGM選びのポイントをまとめます。
- 雰囲気は「爽やか・清潔感」か「落ち着き・安心感」の2軸で考える
- DOVA-SYNDROMEはジャンルタグ+人気順で探すのが効率的
- プレビューは「ナレーションが乗った状態」をイメージしながら聴く
- BGMは「目立たないこと」が正解
副業の動画編集を始めたばかりのころ、BGM選びは地味に時間を取られる作業でした。でも選び方の基準が少しわかってくると、だいぶ早くなります。最初はDOVA-SYNDROMEの人気曲を聴きまくって、「これが医療系っぽい」という感覚を育てるのが一番の近道だと思っています。
BGMが選べたら、次はテロップの話
BGMと同じくらい医療系動画で悩むのが、テロップの入れ方です。文字の量・タイミング・フォント選びで動画の印象はかなり変わります。BGMの選び方に慣れてきたら、次はテロップ周りの設定を整えていくと、動画全体のクオリティが一段上がります。
Premiere Proでのテロップ作業については、別の記事でまとめています。合わせて読んでみてください。

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