副業と家族の時間、どう両立してる?体力仕事の会社員が動画編集を続けて気づいたこと

副業のリアル

「また動画作ってるの?」娘の一言でハッとした夜

平日の夜、リビングのテーブルでノートPCを開いてPremiere Proを立ち上げていたら、娘に「また動画作ってるの?」と言われたことがある。責めるような言い方ではなかった。むしろ淡々とした、事実確認のようなトーンだった。だからこそ、自分の中に妙に残った。

同じ時期、妻からも「そんなに夜遅くまでやらなくてもいいんじゃない?」と言われた。こちらも強い口調ではない。ただ、心配半分、呆れ半分というニュアンスは伝わってきた。

自分は本業が体力仕事で、日中は身体を動かす仕事をしている。帰宅してご飯を食べて、家族との時間もそこそこに、編集作業に入る。ただし毎日同じペースでやっているわけではない。火曜と金曜は娘のバレーボールの練習があって、自分はコーチとしてその場に立つので、編集に使える時間は1時間くらいしかない。その代わり月・水・木と土日は、まとめて作業時間を確保するようにしている。これを続けていると、当然家族と過ごす時間は削られる時期が出てくる。頭では分かっていたつもりだったが、言葉にされると改めて突きつけられるものがあった。

副業前と後で「平日の夜」がどう変わったか

副業を始める前の平日の夜は、正直に言うと特に何をするでもなく過ごしていた。夕飯のあと、テレビを見たり、スマホを触ったり、家族と何となく同じ空間にいる時間が長かった。生産的だったかと言われると微妙だが、家族との「同じ時間を共有している感覚」はあったと思う。

副業を始めてからは、月・水・木と土日の夜がまとまった編集作業の時間に置き換わった。ただ、火曜と金曜だけは事情が違う。娘のバレーボールの練習日で、自分はコーチとしてその時間を最優先にしているからだ。編集は1時間くらいしかできないが、この日ばかりは家族との時間、というより「コーチと選手」としての時間を確保できている。ここは自分の中でも譲れない軸になっている。

この変化を2つの軸で整理すると分かりやすい。

ただ、火曜と金曜の「コーチと選手」の時間は、単純な親子の触れ合いとは少し違う。指導者として厳しいことも言うし、家に帰ってからも「今日のあれ、こうした方がいい」と練習の話をすることが多い。世間一般でイメージする「親子の時間」とは違う形だが、自分にとってはこれも大事な家族との接点だと思っている。

ひとつは「物理的に同じ空間にいるかどうか」という軸。もうひとつは「意識がそこに向いているかどうか」という軸だ。副業前は、空間も意識も家族に向いていた。副業を始めてからは、空間だけはリビングで同じでも、意識は画面の中の編集作業に向いてしまっている時間が長い。娘の「また動画作ってるの?」という一言は、この「意識が向いていない」状態を的確に言い当てられた気がした。

物理的に部屋にこもって作業しているわけではないからこそ、逆に「一緒にいるのに一緒にいない」という違和感を家族に与えてしまっていたんだと思う。

家族に言われた一言と、そこからの向き合い方

妻の「そんなに夜遅くまでやらなくても」という言葉には、単純な心配だけでなく、翌日の本業への影響を気にかけているニュアンスもあった。本業は体力仕事なので、寝不足が続くと翌日のパフォーマンスに直結する。妻はそこを見ていたんだと思う。

この一言をもらってから、いくつか意識して変えたことがある。

まず、23時という終了時刻をできるだけ死守するようにした。それまでは「キリのいいところまで」とズルズル延長することが多かったが、キリが悪くても23時になったら一旦PCを閉じる。中途半端な状態で終えるのは気持ち悪いが、翌日の本業に響く方が家族への影響は大きいと考え直した。

次に、編集作業に入る前に「今日はここまでやる」というタスクを先に決めるようにした。ダラダラと画面を見ている時間を減らし、集中して作業する時間を圧縮することで、結果的に家族と過ごす時間の質を落とさないようにする狙いだ。

そして、娘に「今日はこの動画、あと少しで終わるから」と一言伝えるようにした。何も言わずに黙々と作業しているのと、見通しを伝えた上で作業しているのとでは、家族が受け取る印象がまったく違う。これは実際にやってみて一番効果を感じた工夫だ。

実体験:見通しを伝えるようになってからの変化

見通しを伝えるようになってから、娘の反応も少しずつ変わってきた。「また動画作ってるの?」ではなく、「今日はどれくらいで終わるの?」と聞いてくるようになった。これは自分の中で小さいけれど確かな変化だった。責められている感覚から、進捗を気にしてくれている感覚に変わったからだ。

妻に対しても、「今週はこの案件の納期が近いから、あと3日だけ夜作業させてほしい」というように、期間を区切って伝えるようにした。ゴールが見えない「なんとなく毎晩作業している」状態と、「あと何日だけ」と期限が見える状態とでは、家族が受け止める余裕がまったく違う。妻からも「いつまでなら分かった」と言われることが増え、以前より衝突が減った実感がある。

正直に言うと、これで完全に解決したわけではない。納期が重なる週は、結局23時を過ぎてしまうこともある。ただ、何も伝えずにズルズル続けていた頃と比べると、家族の「呆れ」の温度は明らかに下がったと感じている。

もうひとつ気づいたのは、家族が本当に嫌がっているのは「作業時間の長さ」そのものではなく、「いつまで続くか分からない不安」だったということだ。終わりが見えない状態がストレスになるのは、自分が本業と副業を掛け持ちしているときの感覚と同じだと気づいてからは、伝え方の重要性がより腑に落ちた。

やりがちなミス

副業と家族の時間を両立させようとする中で、自分自身がやってしまっていたミスをいくつか挙げておく。

ひとつ目は、「終わりの時間を決めずに作業を始めること」だ。終了時刻を決めないまま作業に入ると、気づけば深夜になっていることが多かった。結果的に家族との会話の時間も、睡眠時間も削られる悪循環になる。

ふたつ目は、「家族に何も説明せずに黙って作業すること」だ。忙しいときほど説明を省略してしまいがちだが、これが一番家族との溝を広げる原因になる。数十秒でいいので、今日の作業の見通しを一言伝えるだけで、家族の受け取り方は大きく変わる。

みっつ目は、「休日にまで無計画に作業時間を広げること」だ。平日の夜だけで終わらせられなかった分を休日に持ち越すと、家族との予定にまで食い込んでしまう。休日は極力、家族の予定を優先して、編集作業は平日の夜にできるだけ収める方針にしている。

よっつ目は、「疲れているときほど家族への説明を後回しにすること」だ。体力仕事のあとは正直しんどくて、一言伝える余裕すらないときもある。ただ、余裕がないときこそ短くてもいいので一声かける方が、あとあとの関係のこじれを防げると実感している。

シーン別 家族への伝え方早見表

シーン やりがちな対応 意識したい伝え方
作業を始めるとき 何も言わずに黙って始める 「今日はここまでやるね」と一言伝える
納期が近いとき いつまで続くか伝えない 「あと〇日だけ夜遅くなる」と期限を共有する
子どもに聞かれたとき 作業に集中したまま生返事をする 手を止めて一言だけでも目を見て答える
休日の作業 思いついたときに広げて作業する 先に家族の予定を確認してから作業枠を決める

まとめ

  • 体力仕事の本業のあと、月・水・木と土日の夜が編集作業の時間になり、平日の夜の家族との過ごし方が大きく変わった
  • 火曜と金曜は娘のバレーボールのコーチを最優先にしていて、編集は1時間程度に抑えている。単純な親子というよりコーチと選手の関係だが、これも大事な家族との接点になっている
  • 「また動画作ってるの?」「夜遅くまでやらなくても」という家族の一言は、時間そのものより「意識がそこに向いていない」ことへの違和感だったと気づいた
  • 終了時刻を決める、タスクを先に決める、見通しを一言伝える、という3つの工夫で家族の受け止め方が変わってきた
  • 完全に解決したわけではないが、何も伝えずに続けていた頃より、家族との衝突は明らかに減った
  • 副業を続けるうえで、時間の確保だけでなく「家族への伝え方」も同じくらい大事だと実感している

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体力仕事の本業と副業の作業時間の使い方については、こちらの記事でも詳しく書いている。

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Pan

はじめまして、Panです。
38歳、会社員として働きながら、副業で動画編集に挑戦しています。

これまで特別なスキルや実績もない状態からのスタートでしたが、
「このままでいいのか?」という不安から一歩踏み出しました。

現在は動画編集のスキルを学びながら、実際に案件に挑戦し、経験を積んでいる最中です。
まだまだ試行錯誤の段階ですが、未経験からでも一歩ずつ前に進めることを実感しています。

このブログでは、
・未経験から動画編集を始めたリアルな体験
・副業に挑戦する中で感じたこと
・失敗やつまずきも含めたリアルな過程

を中心に発信しています。

同じように「何か始めたい」と思っている方の
少しでも参考になれば嬉しいです。

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