動画編集を始めるとき、まずパソコンの壁にぶつかった
動画編集の副業を始めようと決めたとき、最初にやったのはパソコンのスペック確認だった。
手元にあったのはWindows11のCore i3マシン。「まあ動くだろう」と思って調べたら、動画編集には全然足りないスペックだとわかった。Premiere Proの推奨スペックを見ると、自分のパソコンはほぼ全項目で引っかかっていた。
「道具から揃えないといけないのか」というのが正直な感想だった。副業を始める前から出費が発生する。でも、能力不足のパソコンでPremiere Proを動かしても作業にならない。そう判断して、パソコンを新調することにした。
そこで選んだのが、MacBook Air M4(メモリ16GB / SSD256GB)だ。
結論から言うと、動画編集副業の相棒として今のところ不満はない。ただ、Windowsユーザーだった自分にとって、最初の数日は「どこに何があるのか」がまったくわからなくて戸惑った。
この記事では、実際にMacBook Air M4を動画編集に使ってみた体験を正直に書く。スペックの話だけじゃなく、Windows→Mac乗り換えで詰まったことも含めて。
自分の環境と使い方
まず前提を整理しておく。
自分はPremiere Proで医療系YouTube動画の編集をしている。テロップ入れ・BGM・カット編集が主な作業で、1本あたり10〜20分の動画を扱うことが多い。エフェクトを重ねたり、3Dを使ったりはしない。どちらかというと地味な作業の繰り返しだ。
購入したモデルのスペックはこちら。
メモリ:16GB
SSD:256GB
Premiere Pro:Creative Cloud版で動く
OS:macOS Sequoia
SSDが256GBと少なめなのは、素材ファイルは外付けSSDに逃がす前提で選んだから。動画ファイルはサイズが大きいので、内蔵SSDだけに頼るのは最初から諦めていた。
MacBook Air M4、動画編集の性能は正直どうか
一番気になるのは「Premiere Proがちゃんと動くか」だと思う。結論から言うと、快適に動く。
Core i3のWindowsで動画編集をしようとしたときは、プレビューがカクカクして編集にならない状態だった。タイムラインをスクロールするたびに引っかかる、再生すると止まる、そういう状態。それがMacBook Air M4に変えたら、カクつきがゼロになった。プレビューがリアルタイムでスムーズに動く。地味に感動した。
さらに驚いたのが書き出し速度だ。
Core i3のときは「書き出し中にコーヒーを淹れて飲み終わっても、まだ終わっていない」くらいの感覚だった。M4に変えてからは「もう終わったの?」という感じ。コーヒーを飲む暇もない。体感で3〜5倍は早くなった気がする(正確には計測していないが、それくらい違う)。
ファンもほとんど回らない。書き出し中でも静かなままのことが多い。Core i3のときはファンが爆音で回り続けていたので、この差は大きい。
Windowsユーザーが初めてMacを使うと詰まること
正直に書く。MacBook Air M4の性能には満足している。ただ、Windows一筋だった自分には、最初の数日がかなりしんどかった。
一番困ったのが「操作感の違い」だ。
ファイルの保存先がわからない。「ダウンロードしたファイルはどこにある?」「保存したはずのファイルが見当たらない」という状態が続いた。Windowsの「エクスプローラー」に相当するのがMacの「Finder」だが、表示の仕方が違うのでしばらく混乱した。
右クリックの挙動も違う。トラックパッドの操作も違う。コピー・ペーストのショートカットもCtrlじゃなくてCommand。最初の1週間は「あれ、なんか違う」の繰り返しだった。
ただ、これは慣れの問題だった。1〜2週間使い続けたら、だいたいの操作は体に馴染んできた。今はWindowsに戻れと言われたら逆に困るくらいになっている。
Mac初心者が最初に覚えると楽な操作をまとめると、
・Finder(ファイル管理)はDockの一番左のアイコン
・保存はCommand+S
・コピーはCommand+C、ペーストはCommand+V
・アプリの終了はCommand+Q(×ボタンを押してもアプリは終了しない)
・スクリーンショットはCommand+Shift+3(全画面)または4(範囲指定)
「アプリの×ボタンを押してもアプリが終了しない」は特に詰まったところなので、最初に知っておくと助かる。
メモリ16GBで足りるか?
「動画編集にはメモリ32GBが必要」という情報を見かけることがある。自分も購入前に悩んだ。
結論としては、自分の用途(テロップ・カット・BGMが中心)では16GBで今のところ問題ない。Premiere Pro+Chromeを同時に開いても、動作が重くなる感覚はない。
ただ、エフェクトを多用する・複数アプリを大量に開くという使い方をするなら、24GBや32GBにしておいた方が安心かもしれない。M4チップのメモリはUnified Memoryという仕組みで効率が高いので、16GBでも他社の16GBより体感が良いとも言われている。
SSD256GBは少ない?外付けSSD運用で解決できる
256GBは確かに少ない。動画ファイルをそのまま内蔵SSDに入れていったら、すぐ埋まる。
自分は最初から外付けSSD運用を前提にしていたので、内蔵256GBは「システムとアプリ用」と割り切っている。素材ファイルと完成ファイルは外付けSSDに保存して、納品が終わったらバックアップしてローカルから削除、という流れにしている。
外付けSSDとの接続はUSB-C。MacBook Air M4はUSB-Cポートが2つあるので、外付けSSD+充電を同時につなぐことができる。これは実用上の問題はない。
MacBook Air M4をおすすめできる人、できない人
正直なところを書く。
おすすめできる人
・Premiere Proでテロップ・カット・BGMが中心の編集をしている人
・静かな環境で作業したい人(ファンが回りにくい)
・バッテリー持ちを重視する人
・はじめての動画編集用パソコンを探している人
慎重に検討した方がいい人
・重いエフェクトや3Dを多用する人(RAMが多い上位モデルの方が安心)
・WindowsソフトをMacで使いたい人(非対応アプリあり)
・ファイル管理や操作感の違いに慣れる自信がない人
Windowsからの乗り換えは「慣れれば問題ない」とよく言われるが、実際に最初の1〜2週間は操作感の違いにストレスを感じた。それを正直に書いておきたい。性能は間違いないが、操作環境が変わるコストは覚悟しておいた方がいい。
まとめ:Core i3からM4に変えて、副業が前進した
MacBook Air M4に変えて一番変わったのは、「作業に集中できるようになった」ことだ。
Core i3のときは、カクカクするたびに集中が切れた。書き出しを待つ時間が長くて、作業のテンポが乱れた。M4にしてからは、そういうストレスがなくなった。書き出しも速い。プレビューも滑らか。ファンも静か。
副業として動画編集を続けていくなら、道具への投資は避けられない。自分はCore i3で始めようとして、「これは無理だ」と判断してM4に切り替えた。その判断は正解だったと思っている。
Windowsユーザーだった自分がMac操作に慣れるまでに1〜2週間かかった。でもそれを乗り越えれば、作業環境としては今のところ不満がない。
動画編集の副業を始めようとしている人で、パソコンを新調するなら選択肢に入れてみてほしい。
関連記事:動画が一気に見やすくなるコツ8選【初心者向け・Premiere Pro】
関連記事:動画編集初心者が最初にやるべきこと5ステップ【遠回りしない始め方】


コメント