案件が取れなかった日、何もできない自分が嫌になった
副業を始めて数ヶ月、クラウドワークスに応募しても返事がない。
仕事終わりにパソコンを開いても、何も進んでいない感覚だけが残る。
「自分には向いてないのかな」と思った夜が、何度かあった。
この記事を読んでいる人も、似たような場面を経験しているんじゃないかと思う。
副業のモチベーションって、本当に続かない。
でも自分は今も続けている。
なぜ続けられたのか、正直に書いてみる。
「何も進まない感覚」が一番つらかった
副業を始めた最初のころ、一番しんどかったのは「案件が取れない時期」だった。
スキルを磨いている。提案文も書いている。でも結果が出ない。
時間だけが過ぎていく感覚。
これが、自分にとって一番モチベーションが落ちる瞬間だった。
本業でくたくたになって帰ってきて、副業でも空振りが続く。
「何のためにやってるんだろう」という気持ちになるのは、当たり前だと今は思う。
でも、やめなかった。
理由は「本業をやめたい」という気持ちが、副業への動機としてあったからだ。
本業がつまらない、だから副業が面白い
本業の話をする。
自分は体を使う仕事をしている。決して嫌いじゃない。でも、ある時期から「このまま続けるのか」という気持ちが出てきた。
本業で感じていたのは、こういう感覚だ。
ミスをしたら怒られる。だから無難にこなす。チャレンジしない。
それが一番安全な選択になっていた。
でもそれは、面白くない。
「ミスしないように生きる」って、消耗するだけだと気づいた。
副業は違った。
ミスをしても、困るのは自分だけだ。クライアントに迷惑をかけることはあっても、それは自分でリカバリーできる。怒鳴られたり、評価が下がって給料が減るわけじゃない。
だから挑戦できる。
失敗してもいいから、やってみようと思える。
この感覚が、副業を続ける一番の理由になっていた。
少し詳しく話す。
自分は本業を13年ほど続けている。
最初の5年は楽しかった。新しいことを覚えて、スキルが身についていく実感があった。
でも途中から、人の管理・事業所の管理という立場になった。
その途端、仕事が楽しくなくなった。
できない部下、やらない部下のフォローはすべて自分にくる。
自分がやればできることも、部下はできない。
年上で、社歴も長い相手に対してさえ、そういう場面が続いた。
そのころ、こういう気持ちが湧いてきた。
「人という、変化するかどうかわからないものより、自分という変化可能なもので勝負したい。」
他人を変えようとするのは消耗する。でも自分を変えることは、自分次第でできる。
副業を始めたのは、その気持ちが動機のひとつになっていた。
「できるようになったとき」のワクワク感が止まらない
副業を続けていると、小さな「できた」が積み重なっていく。
テロップのデザインがきれいにそろった。
BGMのフェードアウトがうまくいった。
クライアントから「ありがとうございます」と返信が来た。
最初は些細なことでも、自分の中でものすごく嬉しかった。
そしてひとつできるようになると、不思議なことが起きる。
「次はあれもやってみたい」「これも覚えたい」という気持ちが溢れてくるのだ。
自分の場合、動画編集を続けるうちにブログも書きたくなった。
もともと文章を書くのは苦手だった。でも「自分の体験を整理したい」「小さな成功をアウトプットしたい」という気持ちが出てきて、このブログを始めた。
今はサムネイル制作にも興味が出ている。まだ本格的には始めていないが、「いずれやってみたい」という感覚がある。
本業では、こういう感覚はなかった。
やればやるだけ、やりたいことが増える。これが副業の面白さだと思う。
モチベーションが落ちたとき、自分がやっていた5つのこと
ここからは具体的な話をする。
「続けたい気持ちはある、でも体が動かない」というときに、自分が実際にやっていたことだ。
①とりあえず5分だけパソコンを開く
疲れていても、まず5分だけ触ってみる。
これだけを自分に課すようにした。
不思議なもので、5分触り始めると自然と2時間くらいやっている。
「やる気が出たら始める」ではなく、「始めるとやる気が出る」という順番だと気づいた。
大きく動こうとしなくていい。提案文1通だけ書く、動画1本だけ見る。それだけでいい。
②本当に疲れているときは、あえてやらない
自分は本業もあるし、子どものバレーボールチームのコーチもしている。
三足のわらじで動いているので、本当に疲れて何もできない日もある。
そういうときは、あえてやらないと決めた。
無理に開いても何も生まれないし、副業が「つらいもの」になってしまう。
「今日は未来の自分に任せる」くらいの気持ちで、休む。
③自己嫌悪にならない仕組みをつくる
何もできなかった日に「自分はダメだ」と思うのが、継続の一番の敵だと思っている。
自分がやっていたのは、こういう考え方だ。
「自分は38年間、何も動いてこなかった。それが今、動いている。それだけで十分すごい。」
38年に比べたら、1日サボったところでどうってことない。
明日からやればそれでいい。
笑い話みたいだけど、これが本当に効いた。
自己嫌悪にならないメンタルコントロールが、長期継続には一番大事だと思う。
④過去の「できた」を見返す
納品した動画、クライアントからもらったメッセージ、最初の報酬通知。
モチベーションが落ちたとき、これを見返すようにしていた。
「自分は進んでいる」という証拠を確認する作業だ。
何もしていないように感じる時期でも、少し前の自分より確実に前にいる。
⑤体験をアウトプットする
このブログを始めたのも、モチベーション管理の一環だった。
自分の体験を文章にして整理すると、頭の中がクリアになる。
「自分はこういう理由で副業をやっているんだ」と再確認できる。
書いているうちに「またやろう」という気持ちが戻ってくることが多い。
SNSでもブログでも、何でもいい。小さくアウトプットする習慣が、継続を助けてくれる。
副業のモチベーションは「意味」から生まれる
モチベーションを保つテクニックは色々ある。
でも結局、一番効くのは「なぜやるのか」がはっきりしているかどうかだと思う。
お金のためだけだと、稼げない時期に続かなくなる。
スキルアップのためだけだと、成長を感じられない時期に止まる。
自分の場合は「本業だけで終わりたくない」「自分で何かを作りたい」という感覚が根っこにある。
それがあるから、案件が取れない日も、疲れた日も、ゼロにはならない。
38歳から副業を始めて、大きくは変わっていない。収入もまだ小さい。
でも「やればやるだけ面白くなる」という感覚は本物だ。
これが続ける理由になっている。
副業を始めてわかったのは、「自分はまだ変われる」という感覚だ。
38歳で動画編集を独学して、クライアントから対価をもらった。
ブログを書いて、自分の言葉で誰かに届けようとしている。
本業ではずっと感じられなかった「自分が主役になっている感覚」が、副業にはある。
それが続ける理由の、一番深いところにあるものだと思う。
まとめ
- 副業のモチベーションが落ちるのは当たり前。特に案件が取れない時期が一番つらい。
- 本業(ミスしないように生きる)と副業(ミスしても挑戦できる)は根本的に違う。
- やればやるだけやりたいことが増える。この連鎖が続ける力になる。
- 落ちたときは「5分だけ触る」「本当に疲れたときはやらない」「自己嫌悪にならない」の3セットが効く。
- 「38年動かなかった自分が今動いている」——それだけで十分すごい。

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