動画編集を始めて約2ヶ月。まだPremiere Pro代すら回収できていない駆け出しではあるが、最近少しずつ「仕事としての動画編集」を経験できるようになってきた。
今回経験したのは、初の継続案件・医療系動画編集・初めての単価交渉。この3つ。特に「単価交渉」は、自分の中でかなり大きな経験になった。
単価交渉、最初は怖かった
最初は正直、怖かった。駆け出しの自分が単価について相談していいのか。「嫌なら他の人に頼みます」と言われたらどうしよう。そう考えると、なかなか言い出せなかった。
でも結果的に、今回相談して本当に良かったと思っている。
初めての医療系動画編集は想像以上に大変だった
今回の案件は医療系のYouTube動画編集。動画尺は約5分。最初は「5分ならそこまで重くないかな」と思っていた。でも実際に作業してみると、かなり苦戦した。
理由は、専門用語の多さ。普段聞き慣れない単語ばかりで、まず内容を理解するところから始まる。テロップを作るにも、「この漢字合ってる?」「この医学用語の表記は?」と毎回調べる必要があった。
しかも医療系は、間違えると信用問題にも関わる。なんとなくで進めるわけにはいかない。その結果、想定以上に工数がかかっていた。
本業が終わってから編集を始め、眠い目をこすりながら作業。気づけば深夜になっている日も多かった。
最初の単価は2000円だった
この案件の単価は、最初は2000円。もちろん、自分がまだ駆け出しなのは理解している。実績も少ない。スピードもまだ遅い。改善点もたくさんある。
ただ、実際に作業してみると、「これは今後継続するなら、一度相談した方がいいかもしれない」と感じるようになった。特に医療系は、普通のエンタメ動画とは違って”理解コスト”がかなり高い。
どうやって単価交渉したか
交渉の方法は、シンプルに「現状の工数を正直に伝える」ことにした。
「医療系の専門用語の確認に毎回時間がかかっていること」「1本あたりの実作業時間がこれくらいであること」「継続してクオリティを上げていきたいので、単価の相談をしたい」という内容を丁寧に伝えた。
「値上げしてほしい」ではなく、「工数の実態をお伝えした上で相談したい」というスタンスにした。
結果:2000円→3000円になった
クライアントの返答は「分かりました、3000円にします」というものだった。
正直、こんなにすんなり通るとは思っていなかった。「断られたらどうしよう」という不安が大きかっただけに、拍子抜けするほどあっさりだった。
1000円の差は小さく見えるかもしれない。でも月に複数本こなすなら、積み重なると大きな差になる。何より「交渉できた」という経験が、自信になった。
単価交渉で学んだこと
「怖いけどやってみたら意外と大丈夫だった」というのが正直な感想だ。
交渉する前に準備したこと:実作業時間を記録しておくこと。工数が多い理由を具体的に説明できるようにすること。「継続したい」という意思を伝えること。
駆け出しでも、工数の実態を誠実に伝えれば交渉できる。これが今回の一番の学びだった。
副業で大切なのは「完璧」より「継続」
動画編集の副業を続けてきて、一番実感していることがある。完璧なスキルを持った人より、続けられる人の方が結果を出している。最初はスキルが低くていい。時間がかかっていい。落ちてもいい。大事なのはやめないことだ。3週間・1ヶ月・3ヶ月と続けることで、スキルは必ず上がる。上がったスキルで案件の質が上がり、単価が上がり、継続案件につながる。この流れは続けた人にしか来ない。独学でも、スクールでも、続けた人だけが変わる。自分がその途中にいる。
30〜40代から始めることの意外な強み
38歳から始めて気づいたことがある。社会人経験があることが、副業の仕事では強みになる。締め切りを守る。相手の意図を読む。修正対応をスムーズにする。報告・連絡・相談をきちんとする——これらは若い頃より今の方が自然にできる。スキルはゼロから覚えればいい。でも「仕事として動く感覚」はすでに持っている。それが30〜40代が副業を始めるときの、意外な武器になる。
副業を始めて変わったこと
副業を始める前と後で、自分の中で一番変わったのは「選択肢が増えた感覚」だ。会社員として働くだけだと、収入も評価も全部会社次第だった。でも副業を持つことで「ここ以外でも稼げる」という感覚が生まれた。その感覚だけで、会社での理不尽な出来事への耐性が上がった。収入が増えただけじゃなく、精神的な自由が増えた。副業は「お金を稼ぐ手段」だと思って始めたが、実際は「生き方の選択肢を増やす手段」だったと今は感じている。
まとめ:副業初心者に伝えたいこと
副業は甘くない。最初は稼げない。案件が取れない時期が続く。でも続けた人だけが変わる。スキルが上がる。単価が上がる。継続案件をもらえる。そして収入以外の部分でも、生活が変わり、気持ちが変わる。始めることより、続けることの方が難しい。でも続けた先に、確実に変化がある。それを信じて、今日も動き続ける。
副業継続のための実践的なコツ
副業を続けるために自分が実践しているコツをまとめる。まず「完璧を目指さない」。今日は10分だけでいい。1作業だけでいい。それでOK。次に「やることを前日に決める」。考える時間を減らして、手を動かす時間を増やす。これだけで作業効率が体感30%上がった。そして「小さな完了を積み上げる」。1カット編集した、1テロップ入れた——それ全部が前進だ。自分を責めるより、できたことに目を向ける。最後に「なぜ続けているかを定期的に思い出す」。しんどくなったとき、自分が副業を始めた理由を思い出す。家族のため、本業への不満、自分を変えたい気持ち——それがあれば、もう少し続けられる。
副業で得たお金以外の収穫
副業を続けてきて、お金以外で得たものが意外と大きかった。自分で稼ぐ感覚が生まれた。会社以外に評価される場所ができた。新しいスキルが身についた。生活リズムが整った。体重が落ちた。精神的に安定した。これらはどれも、副業を始める前には想定していなかった変化だ。副業は「稼ぐ手段」としてだけじゃなく、「生活を変えるきっかけ」として機能した。これから始める人にも、きっと同じ変化が待っていると思う。
同じように悩んでいる人へ
「副業を始めたいけど、うまくいくか分からない」「時間がない」「スキルがない」——そういう気持ちはよく分かる。自分もそうだった。でも始めてみないと分からないことが、始めてみると山ほどある。最初の一歩が全てだ。完璧な準備は必要ない。とりあえず動き出すことだけを考えてほしい。動き出した先に、変化がある。その変化が積み重なって、今の自分がある。同じように悩んでいる30〜40代の人に、少しでも参考になれば嬉しい。
副業は「稼げるようになるまでの期間」をどう乗り越えるかが全てだ。その期間に「やめない理由」を持ち続けること——それだけが続けられる人と続けられない人の差だ。理由は何でもいい。家族のため、自分を変えたいため、本業への怒り——どんな理由でも、動き続けられるなら十分だ。
続けることが全てだ。今日も動き続ける。それだけだ。
副業で得た経験は、会社員として生きるだけでは得られないものだ。自分でお金を生み出す感覚、評価される緊張感、成長する実感——全部、動き出した人だけが手に入れられる。遅くはない。今から始めれば、1年後の自分は確実に変わっている。
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