動画編集で初めてリピート依頼がきた話|うれしさ半分、不安半分のリアル

体験談・成長記録

「また頼みたい」と言われた日のこと

副業で動画編集を始めて、初めてリピート依頼をもらった日のことは今でも覚えている。

「また次もお願いできますか?」

クライアントからそのメッセージが届いたとき、正直「やった!」という気持ちと「またあの地獄が続くのか…」という気持ちが同時に来た。半々くらい。いや、不安のほうが少し多かったかもしれない。

1案件目がしんどすぎたからだ。

20件落ちて、ようやく通った提案文の話

そもそもこのクライアントに辿り着くまでに、20件くらい応募して落ち続けた。

最初のうちは「動画編集できます、一生懸命やります」みたいな内容しか書けなかった。それで通るほど甘くなかった。

転機になったのは、自分の「使えるポイント」を整理したことだ。医療系の案件を狙うなら、医療系に強い理由を書けばいいと気づいた。

自分の場合、妻が医療従事者で専門用語をすぐ確認できる環境があること、自分自身が大学で生物学を専攻していて医療・生物系の用語への抵抗が少ないこと、この2点を提案文に書いた。編集スキルのアピールではなく、「この案件に向いている理由」を書くようにしたら、通るようになった。

スキルがないなら、スキル以外で差をつけるしかない。そのことを提案文を書きながら学んだ気がする。

ちなみに、提案文を送った20件のほとんどはそもそも返事すら来なかった。副業を始めたての頃は「なぜ返事がないのか」がわからなくて地味にメンタルに来た。でも今思えば、あの落ちまくった期間があったから「自分の強みをどこに絞るか」を真剣に考えられた。最初から通っていたら、たぶん今も「なんとなく動画編集できます」で止まっていたと思う。

1案件目は18時間かかった

最初の案件は医療系のYouTube動画編集だった。トライアルなしでいきなり本番案件。納品まで1週間、そこから修正が3回来て、それに全部対応して検収完了という流れだった。

作業時間は18時間くらいかかったと思う。1本の動画でそれだけかかった。

原因はいくつかあった。

まずワイプ(画面の一部に別映像を重ねる処理)のやり方がわからなかった。Premiere Proでどうやるのか調べながら、試しながら、失敗しながら進めた。それだけで相当な時間を使った。

それから専門用語の問題もあった。提案文では「専門用語に強い」とアピールしたけど、実際の編集現場では知らない言葉がまだたくさん出てきた。その都度調べる、作業が止まる、また調べる。この繰り返しで、全体の工数がどんどん膨らんでいった。

「未経験からでも稼げる」という副業記事を何度か読んでいたけど、実際にやってみると最初はこういうものだと思う。知識ゼロから実案件に入ると、調べながら進める時間が大半を占める。

その状態でリピート依頼が来た。嬉しいけど、また同じしんどさが来るのかという気持ちは正直あった。

修正3回対応が、意外と鍵だったかもしれない

納品後、クライアントから修正依頼が3回来た。

内容はどれも比較的簡単なものだった。テキストの修正だったり、尺の調整だったり。「これはしんどい」というレベルではなかった。ただ、修正を送るとクライアントからの返事が2日後になることもあって、1案件がじわじわ長引く感じはあった。

それでも、修正依頼が来るたびに早く対応した。本業のメール対応と同じくらいのスピード感で返す、それだけを意識した。

修正対応って、副業ワーカーとしての誠実さが一番出る場面だと思う。最初の納品物の完成度が多少低くても、修正に丁寧に早く対応すれば「この人に頼んでよかった」という印象につながる。逆に修正対応が遅かったり雑だったりすると、そこで関係が終わる気がする。

検収が完了して、すぐ次の案件の案内が来たのは、そのあたりが評価されたのかもしれないと今は思っている。

スキルが低くてもクライアントワークで勝てることがある

なぜリピートにつながったのか、自分なりに考えると答えはシンプルだった。

レスポンスの速さだけ。

本業並みに、メッセージが来たらすぐに返す。これだけ。特別なことは何もしていない。

編集スキルは正直まだ低かった。でも、クライアント側からすると「連絡がつきやすい人」「返事が早い人」というのはそれだけで価値がある。特に副業ワーカーとやりとりするクライアントの場合、連絡が取れなくなるとか返事が遅いとかで困った経験がある人も多いらしい。

スキルで勝てなくても、仕事の進め方で信頼を作ることはできる。提案文で差をつけて、修正対応で信頼を積んで、レスポンスで誠実さを示す。この3つをやっていたら、気づいたらリピートが来ていた。

今は4案件完了、5案件目の案内が来ている

あの最初の1案件から、今は同じクライアントで4案件を完了した。そして5案件目の案内も来ているところだ。

2案件目以降は最初ほどしんどくない。理由は単純で、クライアントの要望やスタイルがわかっているから。1案件目で調べたことは2案件目では調べなくていい。専門用語も、前回のやりとりを見返せばだいたいわかる。医療系の言葉にも少しずつ慣れてきた。

18時間かかっていた作業が、徐々に縮まっていく。これが継続案件の一番の強みだと思う。積み重ねが直接、自分の作業効率に返ってくる。

ただ、正直な課題もある。修正のやりとりがあるぶん1案件のサイクルが長くなりがちで、このクライアント1本だけで月1万円を安定して稼ぐのは今の状況だと難しい。継続案件があることの安心感はあるけど、収益を上げるには案件数を増やすか、単価を上げるか、どちらかが必要だと感じている。副業は「継続案件が取れたら終わり」じゃなくて、そこからまた別の課題が始まる。継続案件を持てたことは自信になったけど、それに甘えずに次の手を考えていかないといけないと感じている。

最初の不安は消えないけど、それでいい

リピートが来たとき「できるかな」という不安があったのは正直な話で、それは今でも案件のたびに少しはある。5案件目の案内が来た今も、同じような気持ちが少しある。

でもそれは「自分がちゃんとやろうとしている証拠」だと最近は思うようにしている。不安がゼロになるのは、たぶん仕事を舐めてきたときだ。

でもその不安と付き合いながら続けていくことが、副業を長く続けるコツなのかもしれない。「不安がなくなったらやろう」を待っていたら、何も始まらないし続かない。

最初の案件が終わったとき、自分は「もうやめようかな」とも思っていた。18時間かけて、修正が来て、それでも稼ぎはそれほど大きくない。割に合わないと感じる気持ちも正直あった。でもリピートが来て、続けることにした。あのとき続けてよかったと今は思っている。

まとめ

  • 20件落ちてから医療系に特化した提案文を書いたら通るようになった
  • 1案件目は18時間かかった(ワイプや専門用語で詰まりまくった)
  • 修正3回に素早く対応したことが信頼につながったと思う
  • リピートにつながったのはレスポンスの速さだけを意識したから
  • スキルが低くてもクライアントワークの姿勢で信頼は作れる
  • 継続案件が取れたら次の課題は収益の安定。終わりじゃなくてスタート

次に読むならこの記事

継続案件の作業効率をどう上げたかについては、別の記事に詳しく書いた。

動画編集の継続案件は効率化できる|18時間→9時間に短縮できた理由と工数改善の重要性

また、副業のモチベーションが続かないと感じる人にはこちらも読んでほしい。

副業のモチベーションが続かない?38歳が実感した「やる気を保つ唯一の方法」

Pan

はじめまして、Panです。
38歳、会社員として働きながら、副業で動画編集に挑戦しています。

これまで特別なスキルや実績もない状態からのスタートでしたが、
「このままでいいのか?」という不安から一歩踏み出しました。

現在は動画編集のスキルを学びながら、実際に案件に挑戦し、経験を積んでいる最中です。
まだまだ試行錯誤の段階ですが、未経験からでも一歩ずつ前に進めることを実感しています。

このブログでは、
・未経験から動画編集を始めたリアルな体験
・副業に挑戦する中で感じたこと
・失敗やつまずきも含めたリアルな過程

を中心に発信しています。

同じように「何か始めたい」と思っている方の
少しでも参考になれば嬉しいです。

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